生業であり、趣味でもある漫画や特撮、玩具などについて。
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忙しい・・・
いよいよコミケの〆切も近づいてきて、
あと2週間ほどの間に毎月の連載(『大怪獣バトル』と『UMA』)と、
コミケ本の全部を片付けなきゃならない・・・
しかもそれに加えて、12月6日からの『カード&ドレスフレーム展』にも
出展することになってて(これについてはまた後日詳しくお知らせします)
正直全部出来るんだろうか…?(^_^;)
しかもその期間中には、知人である漫画家むらかわみちお氏の手伝いや
『ウルトラ銀河伝説』と『宇宙戦艦ヤマト復活篇』の試写、
子供の学芸会などもあって、実質10日も無いかも・・・

でもまあ出すと決めた以上は、ちゃんとしたものを出さなきゃです。
コミケの本は、いくつかのネタを詰め込んだものにしようかと思ってたけど
『YAT安心!宇宙旅行』に絞った内容にすることにしました。
まあマンガのネタ自体は、いろんな要素が入るだろうけど、基本はYATで。
本がまだ出来てない段階なので多くは書きませんが
当時のアニメスタッフの協力も得られそうなので、お楽しみに。
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中島みゆき
ちょっと話題としては遅くなりましたが
中島みゆきさんが紫綬褒章を受章しましたね。
この人のイメージにそういうのが似合うのかどうか
ちょっとピンと来ないとこもありますが(笑)
ご本人は喜んでるようなので結構なことであります。

で、それは話題にするきっかけでしか無いんですが
私は高校生の頃以来の彼女のファンであります。
好きなミュージシャンはいっぱいいますが
30年近くもの間、一定以上の興味を持って楽曲を追い続けたのは
彼女以外にはいないといえます。
まあそれだけコンスタントに活動しているということでもあり
それ自体凄いことだと思いますが。

そんな中島みゆきの歌の中でも、特に好きな歌、
自分にとって重要な意味を持つ歌というのがいくつかありますが
漫画としての自分にとっては「泣かないでアマテラス」が筆頭です。

私の漫画家デビュー作は月刊少年マガジンで連載した
「土偶ファミリー」ですが、当初はこの作品に納得してませんでした。
出来不出来じゃなく、ギャグ漫画を描けといわれたことが不満だったのです。
私のデビューのきっかけは、同人誌「ゴジラ伝説」だったのですが
特撮ファンでない編集者にとっては、その中で見るべき部分は
ギャグしか無かったのかもしれません。

私にとってああいうギャグは、自然に出てきてしまう性分のようなもので
がんばった部分ではなく、評価されても嬉しくなかったということでしょう。
(まあ実際、努力して作り上げたものより、本質的に持ってるものの方が
 他人から見れば面白いというのはあることです。まだ若い場合は尚のこと)
もっとも、このとき不本意な注文にも応じようとがんばったことは
自分の力になったとは思うし、だんだん好きな要素も入れていったりして
今になってみれば「土偶ファミリー」はとても愛着のある作品になってます。

ただ、やはりギャグ漫画ばかりを求められるのはずっと不満としてあって
もっと哲学的だったり、人生観語ったり、悩んで成長する物語だったり
そういう所謂高尚っぽいのが描きたい、描けるのに、と思ってたわけです。
まあなんたってまだ20代の若造ですから、そういうのに憧れたんですね。

そんな私の目を覚ましてくれたというか、
自分の作品を肯定できるきっかけになったのは
「YAT安心!宇宙旅行」に対して届いた一通のファンレターでした。
プライベートなことなので、詳しい内容には触れませんが
それを読んで知ったのは、世の中には本当に苦しい状況にいる子がいる
そういう子にとっては、世の中に楽しいことがあるということすら
あまりに遠いことだったりする。
自殺さえ考える状況の中、週一回のYATを楽しみにして、その中に描かれる
「こんな楽しい世界、人間関係もあるんだ」というのを支えに
がんばって、一番苦しい時期を乗り越えられたという手紙を読んで、
自分がカッコいいと思っていたものは、なんて甘っちょろいんだと。

そもそも、私は悩むということを知らない能天気な人間です。
悩まない人間が、例えば「エヴァンゲリオン」のような話はかけない。
描いたとしてもそれは上っ面なポーズでしかない。
私は親子関係、友人関係、仕事関係、あらゆる面で幸福な関係の中にいれた
幸運な人間だと思います。だから描くものも自ずと呑気なものになる。
人間の好意や善意、幸福な結末、そんなものを根っこの部分で信じている。
自分のそんな部分を、作品を描く上でマイナスだと思ったこともあったけど
結局は自分が持っているものしか人には与えられない。
そしてそれを持ってない人には、それこそが求めるものであったりする。

だから私はギャグやコメディを描けばいいんだ。
いい人たちが楽しく暮らし、がんばって報われる、そんな世界を描けばいい。
そういう世界を想像もできない状況にある人に、
それがあり得る可能性を見せるだけでいい。
そう思えるようになりました。

で、丁度その頃に聴いたのが「泣かないでアマテラス」です

 地上に悲しみが 尽きる日は無くても
 地上に憎しみが 尽きる日は無くても
 それに勝る笑顔が ひとつ多くあればいい
 君をただ笑わせて 負けるなと願うだけ

というわけで、中島みゆきさん受賞おめでとうございます。
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