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生業であり、趣味でもある漫画や特撮、玩具などについて。
S.H.MonsterArts 3式機龍発売!
バンダイの可動フィギュアシリーズ『S.H.MonsterArts』から、『ゴジラ×メカゴジラ』版のメカゴジラこと「3式機龍」が発売されることになりました。

>S.H.MonsterArts ゴジラ スペシャルページ

私の感想は、発売中の「電撃ホビーマガジン7月号」にコメントを寄せてますので、そちらもご覧下さいね。

複雑なパーツがガチャガチャ動く感じは、機龍のデザイン時に意識したポイントでもあるので、モンスターアーツ化は実に楽しみですが、1万円越え(10,290円)は20センチ弱のフィギュアの価格としては、やはり手を出すのに勇気のいるお値段。(^^;)

…まあ消費税抜きで見れば9,800円で、ギリギリ1万円超えてないだけでずいぶん印象は違うんですが。

でも、これまでの同シリーズの価格を考えると、例えば一番比較しやすい「VS版メカゴジラ」の場合、本体とガルーダを合わせた値段は 9,450円。

機龍と千円も違わないわけで(機龍はガルーダに相当する武器パーツ込みだし)、機龍は首や尻尾など関節も多く、パーツ構成も複雑なことを考えると、実は妥当な値段なのかなとも思うのですが、ビームなどのエフェクトパーツやスタンドなど、空間的な広がりの出るオプションがあれば、だいぶ(小さいのに高いという)印象も違うと思うのです。

まあ要するに、どうせ買うんだから自分を納得させる理由を考えたいということですかね。(^^;;;)
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大阪芸大&JコミFANディング ご報告
昨日は大阪芸術大学に行ってきました。

映像学科の客員講師をされてる、川北紘一監督の講義のゲスト講師として、怪獣やメカのデザイン、画コンテ、その他特撮全般についてお話しさせて頂きました。

結構話が飛んで、取り留めのない感じになったんじゃないかと反省もしてますが、川北監督からはよかったと言って頂いたし、講義後の質問もこれまでになく多かったということで、学生のみなさんにも興味を持って聴いてもらえたのかなと、ちょっとホッとしています。

私のファンだからと来てくれた人も何人もいて、講義の後はサイン会みたいになりましたが(^^;)、まあそれもよしということで。

こういうところで学んでる人にこそ読んでほしいということで、拙作『日本特撮映画師列伝1&2(ゴジラ狂時代&メカゴジラ狂時代)』を研究室に献本してきました。持って来てた学生さんもいましたけどね(笑)この本で大阪芸大を知って入ったと。

特撮の今後に懸念もよく言われる昨今、特撮の未来は若いみんなにかかってます。がんばれ〜!

あ、大阪芸大で映像学科の学科長を務めておられる、大森一樹監督にも久しぶりにお会いしましたよ。


それと、昨日はもうひとつ、「第2回 JコミFANディング」の最終日でもありました。

無料公開の作品以外の追加分が、女っ気のない恐竜マンガばっかりだったこともあってか(^^;)、完売とはいきませんでしたが、多くの方にお買い求め頂き、特に高額なものの方が先に終了するなど、強い支持をして頂いてるファンの方の存在を改めて感じることが出来て、参加してよかったと思っています。

求められているものを再認識する機会にもなりましたので、今後の活動にも生かしていきたいですね〜。
『レディ・フランケン』ここまできたら
「言ってみただけ〜」というわけにもいかないので(^^;)
……20どころか40超えてますしねえ。

まあ描く気はずっとあったのですよ。この十数年。
逆に言うと、ちゃんと描きたいから描けなかった。

巨大感とかちゃんと表現しようと思ったら
町並みとか背景を描き込む必要もあるし
アングルだって凝らないと面白くない。
パロディとして元ネタの映画のディテールも
しっかり拾いたいし……。
しかもそれなりの長さになる。

要は、お気楽マンガじゃ全然ないわけです。

『レディ・フランケン2』とか描いてた頃は
まだデビュー前〜『土偶』月イチ16ページとかで
時間はたっぷりあったし、稼ぎは少なくても
結婚もしてなかったから十分やっていけてた。

でも結婚して子供が3人もいるわ、
家のローンもあるわ、親も年をとるわで
仕事じゃないものにかけられる手間と時間は
微々たるもんになっちゃうわけで。



……などと世知辛いことばかり言ってると
「だから描かない」って話になると思われそうですが
いやいや、

描きましょう!

まあ、この夏コミで出すってのは無理ですけど
(夏はYAT本の総集編が第1候補ということで)
早ければ冬とかに出せたらいいなあ。

とりあえず、決意表明ということで
ちょっと前に線画まで描いてほっといてた
『レディ・フランケン3』のイメージイラストに
簡単彩色したものを。ばん!
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これでお茶を濁すつもりだろうとか言ってるのは
誰スか!? 誰スか!?

……するどい。いやいや(^^;)

ところで、世知辛い話をあえてしたのには理由があって
実はちょっと考えてることが……

……と、まあそれはまた次回の講釈で(笑)
ちょ…もう20超えてるし(^^;)
>拍手が20個くらいついたら考えるか(笑)

とか書いたら、6時間もたたずに超えてるし!
普段、一日に100アクセスもないブログですよ。拍手なんて10だって滅多に行かないし。
だから今回も、最初は10って書いて、でも万が一ってことで念のため20に変えたんですよ。それなのに…

おそるべし。

…まあ考えますよ(^^;)
でもその前にYAT本の総集編を出したいし……両方出すのは描く時間もだけど、予算がなあ。
というわけで、JコミFANディングもよろしく。

うまい!(なにがや)
巨大娘マンガ『レディ・フランケン』
昔描いてた同人作品の続編を描きたい気持ちはあるのだが、「進撃の巨人」が流行ってる今なら少しは需要があるだろうか。(笑)
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まあJコミの「じじばばファイト!」に関するツイートを見てて「巨大娘」という需要が一部にあることはわかったが(笑)

…という先日のツイートに結構な反響が。

知ってる人は知ってると思いますが
(といっても、極一部のコアな層だけ(^^;)
これは同人活動を始めた極初期に描いた
『レディ・フランケン 華麗なる愛の遍歴』という、
『フランケンシュタイン対地底怪獣』のパロディから
始まった一連のシリーズ。

最初の同人作品『ゴジラ伝説』を出した1986年、
それを見て接触してきた京都の特撮系サークル
「セブンクラウン」に依頼され、
同サークルの同人誌「Q」に描いたのがきっかけ。

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その後、「Q」に連載する形で、
続編として『サンダ対ガイラ』をベースとした
『レディ・フランケン2 銀のシーラ』を執筆、
上京してからも描き続け、5回ぐらいで完結。

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『YAT安心!宇宙旅行』放送直前の
1996年の夏のコミケには、後押ししてくれてた
サークル「WHITE FANG PROJECT」から
『レディ・フランケン総集編』として
第1作目と2作目(計100ページほど)をまとめ、
それに3作目の予告などを収録して発行。

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その第3作目となる
『レディ・フランケン3 時計仕掛けのニコ』は
元ネタの映画は続編でもなんでもないけど、
『フラバラ』『サンガイ』に続く
東宝の海外合作3作目ということで
『キングコングの逆襲』をベースに強引に繋げたもの。

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『YAT』のコミカライズが終わって落ち着いた
1999年に、冒頭12ページほどを収めた
薄い本を、Vol.1として出したものの、
そこでこのシリーズは休止状態、といった次第。

でもアイデアはその後も思いついたりしてたし
日本映画チャンネルのHD放送で
細部のディテールも確認できるようになったし
仕事で女の子描くこともほとんどなくなったし(^^;)
またやる気が頭をもたげてきた、というところ。

…でもホントに需要あるのかな?
拍手が20個くらいついたら考えるか(笑)
怪獣イラストまとめ
先日「作りましたー」と言ってた私のFacebookページに
これまで仕事としてでなく描いた
怪獣絵をまとめたアルバムを作りました。

西川伸司のFacebookページ > Kaijyu Art

今後も新しく描いたら
その都度追加していきたいと思います。
Facebookページを作りました
Facebook自体は以前からやっているのですが
今回、自分のFacebookページってのを作ってみました。

といいつつ、どういうものかよくわかってなかったりするんですが
Facebook内のWebサイト、って解釈でいいのかな?(^^;)
とりあえず、告知・広報系の書き込みをまとめておける場所として
活用していけたらなあ……って感じです。

Facebookページ-西川伸司

当面の目標は「ほったらかしにしないこと」…かな(^^;;;
大阪芸大で講師をします


ということで、大阪芸大で一日講師を務めることになりました。
JコミFANディング開催中!【作品紹介2】
開催中の「JコミFANディング」、ここらで作品紹介(その2)ということで、8000円コースのセットに入っている2作品を詳しく紹介したいと思います。

>JコミFANディング 西川伸司PDFセット

てか、これらの作品こそ、紹介しないと誰も知るまいよ的な弩マイナー作品。しかしそういうところにこそ作家の心髄があったりなかったりするということで、中身を知ってもらわないことには始まりますまい。

●『HEX』
Jコミさんの紹介ページにもあるように、角川映画「REX 恐竜物語」公開時に出た特集号に描き下ろした、読み切り作品。パロディと言えばパロディですが「HEX」という名前の恐竜が出てくる以外は全く共通項のない内容。まあ冒頭ページはCMを覚えてる人にはわかるネタかな?柱で担当さんが叫んでますが、それほどやりすぎかなあ?……まあ本人が自覚してないだけで、かなりえげつないことを描くと言われることはありますが(笑)。
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まあ恐竜と言えば……ということで、色々それっぽいものが出てきたりはしてます(笑)

ストーリーは、なんかあって人類の文明が滅びて、さらになぜか恐竜が復活した未来。強い恐竜を手なずけた者が幅を利かす世界で、最強の恐竜HEXの飼い主のユミが、倒した恐竜の肉を売って暮らしてるという、まあそんな話。……ね、『REX』とは全然関係ないでしょ?(笑)
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ちなみに、ラスト前のバトルは『ジュラシックパーク』を先取りしてる?

●『まんまムテキチくん』
概略は4月26日の日記を参考にしてもらうとして、ここでは作中に登場する女の子キャラを徹底紹介!

まずは、一応ヒロイン(?)にあたる、ムテキチの師匠の孫娘「フジミ」。といっても初登場は第3話。まあ第1、2話は超短いのでね〜。
ムテキチが初めて接触した女性。そこそこ強いし、なにより打たれ強い。自称「不死身のフジミちゃん」。
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続いて、第2の敵「獅子より強い死獅子団」の紅一点「ミス・パンサー」。たいして強くないが、よく先陣を切らされる。
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「死獅子団」に中途入団した、ミス・パンサーの妹でビックリの「ミス・ブラックパンサー」。姉以上に強くないほぼ一般人だが、足は速い。
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第3の敵「竜より強い死竜団」の団長の秘書「プテロダくちる」。空を飛べるけど戦闘力は無し。キャラにふざけた名前をよく付けるけど、こいつは「カネア・マリーゴールド」に並ぶお気に入り(笑)
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というわけで、これを見ただけでも全編読みたくなったりならなかったりしたでしょ?読みたくなった奇特な方はこちらでポチリ!

>JコミFANディング 西川伸司PDFセット
JコミFANディング開催中!【作品紹介】
JコミFANディング、開始から一週間が過ぎまして、こういうのは高額なセットから売れていくもののようですね。お手軽な3000円コースは今のところちょっと寂しい感じですが……(^^;)

>JコミFANディング 西川伸司PDFセット

「じじばばファイト!」など3作品がJコミさんにアクセスすれば無料で読めるので、それ以外の作品、「DINOタウン」「恐食時代」「グレートくん(&さん)」がどういうものかわからないと、食指が伸びにくいということもあるかと思い、4月26日の記事でも内容説明はしていますが、画像入りでもうちょっと突っ込んで紹介してみますね。

「DINOタウン」は、ミュージシャンを目指す恐竜コンビのお話。キャラクターはみんな恐竜なわけですが、ヒロインのパラ沙はかわいいと思うんですけどね~(あっ!この時点ですでにコア過ぎるか!?)。
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この世界の恐竜たちは、多少原始的ながらも文化的な暮らしをしてるのですが、今回のPDF化の目玉である単行本未収録の第3話では、実はこの世界には昔ながらの凶暴で巨大な恐竜もいて、そこへの冒険話、というわけで、渾身の描き込みによるリアルな恐竜もガッツリ出てくる貴重な一話なのです。
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「恐食時代」は6ページの小品なので、下手に解説すると語り尽くしてしまうのでパスして(^^;)、実は一番の目玉だと思っている「グレートくん(&さん)」について。

前にも述べたように、連載スタート時点で「単行本化は無いから」と言い渡されていたフリーダム作品なので、今回まとまるというだけでまず奇跡!!(笑)
前期の「グレートくん」、その初期には「じじばばファイト!」のじじばばや鶴瑠の元になったキャラもいるし、
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一線を越えてそうな(笑)パロディもいっぱい!
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中盤になると、このころからハマり出したパソコンを駆使した、CGネタにネットネタ、先取りし過ぎの裸眼立体視まで(笑)
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終盤には「グレートモンスター」と(勝手に)タイトルを変え、まさかの美少女キャラも登場!
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そして後期の「グレートさん」は、抜け落ちてしまった回もあるものの、それでも51回分を収録。隔月だからこれでも8年半分だ(^^;)!!途中からロゴも毎回変わり、末期にはタイトルも「グレートアイランド」「SFグレートさんの島」「グレートさんEX」「行け!グレートさん」など変わり放題!!漫画ってこんなに自由なものだったんだと人生観変わること請け合い(効果には個人差があります)。
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というわけで、ホラホラ欲しくなったでしょ~。
なってね~〜〜。

お求めは今すぐ!!>JコミFANディング-西川伸司PDFセット
最近やたらと怪獣描いてます
今年に入って……というか、特にここ2ヶ月くらい、どういうわけか怪獣を描く仕事が殺到してます。

始まりは昨年末に急遽依頼された、WOWOWの円谷英二ドキュメントの中の「ウルトラQ」未映像化シナリオ「火星のバラ」の音声ドラマに付けるイラストからということになるのかな?……まあ、あれは怪獣といってもバラの蔦くらいのものでしたが。

そして1月末に台湾国際ブックフェアで行ったライブドローイング。この時、勢いでゴジラを描いたのが、思えば「今年は怪獣(ゴジラ)を描くぞ」宣言になってたのかも。それも平成VSシリーズのゴジラと怪獣たち。このモチーフをその後何度も描くことになろうとは。
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そしてこちらが同イベントの二日目に描いた、機龍の骨(?)とMYキャラクターたち。そういえば機龍も今年は……
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続いて2月には、ある企画のために怪獣とメカのデザイン&イメージボードを描きました。この企画自体は実現には至らなかったのですが……。

1月から進めていた「インファント島の怪骨Tシャツ」が、4月27日からの「怪獣市場」でついに発売!
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怪獣市場では、28日のサイン会や夜の怪獣酒場の企画で、これまた大量に怪獣を描きました(笑)

そして同28日のスーフェスでは、「ゴジラVSデストロイア」の時にスタッフジャンパー用に描いたゴジライラストと、このために急遽描き起こした、平成ゴジラ&怪獣大集合イラストのポストカードが発売。これは松山で開催中の「特撮博物館」でも、ノートにもなって販売されるとか。

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さらに、アメリカで催されるゴジラ映画上映会「GODZILLA NIGHT 2」のポスター用イラストも描いたのでした。これも一昨日、主催者のFacebookで文字の入った画像が公開されたばかりのホヤホヤ。上映作品は「ゴジラVSキングギドラ」と「ゴジラVSモスラ」の2本ということで、これまた平成VSシリーズ怪獣の共演イラスト。
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という感じで、特にこのGWに入って一気に形になった感じ。
「JコミFANディング」も4月27日からでしたしね。
こちらもよろしくお願いします。5月27日までです。

JコミFANディング 西川伸司PDFセット

他にも、これも最近発表された新しいウルトラマン「ウルトラマンギンガ」で、2話分だけですが画コンテを担当しました。
それ以外にも、今年の後半には怪獣や特撮的な絵を描くことになるような企画がいくつか進行中ですので、注目していて戴けたらと思います。