生業であり、趣味でもある漫画や特撮、玩具などについて。
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匿名掲示板の丸見え透明人間
秋葉原の通り魔事件以来、ネット上で同様の書き込みをして検挙されるというニュースが後を絶ちませんね。

最近は学校の裏サイトなど、若年層のネット使用における問題も取りざたされてますが、匿名掲示板での殺人予告なども、実年齢とは別に、その発想の幼稚さや知識の低さなどから、同じような子供っぽさが感じられます。

子供の頃、誰もが一度は考えることに「透明人間になりたい」というのがあると思います。
「自分の正体を知られる心配が無い状態で、非道徳的なことや反社会的なことをやってみたい」という願望です。これは実際には力が無い子ほど願望が強く、いじめっ子に仕返ししたいとか、こっそりテストの答えや、好きな子の秘密を知りたいなど、正々堂々とやる自信が無いことを、自分が安全な形で実現したいという妄想です。たとえその目的が「悪人をやっつけたい」ということであっても、根本は同じです。

匿名掲示板は、そういう透明人間願望を実現できる世界だと錯覚させます。そしてそうなったとき、やはり規範を踏み外す行動に出る人がいるのです。ただし、それは一般に思われているほど「誰しも」が陥ることではないと思います。ごく一部と言っていい数だと思うのですが、見た目にはかなりカオスな世界に見えます。問題は若い子にはその見た目の印象がネット社会そのものだと映って勘違いすることでしょう。

当初の匿名掲示板は、実社会では様々な立場にあって「普段迂闊なことを言えない人が普通のことが言える場」であったのが、低年齢化によって「普段普通のことを言ってる人が普通じゃないことを言っていい場」に変質したようにも思います。

ただ、今回のことで匿名掲示板が透明人間ではなかったことに、そろそろ気づいてほしいところです。匿名掲示板で透明なのは、住人同士だけです。不思議なことは、事件を起こした犯人の供述に、そういう透明人間同士なのに「注目されたい」とか「かまってくれない」という、普通の人間同士のつながりを求める意識が見えることです。匿名だから、相手は誰でもなく、自分も誰でもないのにです。

一番見られたくない警察には丸見えで、見てほしい仮想友人からは見えない、ネットの透明人間は、透明人間のメリットだけがなく、デメリットだけがある、悲しい透明人間だとわかっていれば、こんな馬鹿な事件は起きないはずだと思うのです。
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